日立Astemoは10月16日、グループ全体の電動パワートレイン戦略の強化を目的として、日立Astemo電動機システムズを日立Astemoの100%子会社とした。

今回の吸収合併では、日立Astemoが成長分野として位置づける電動パワートレイン事業強化を図る。具体的には、グループ内の電動パワートレイン戦略における意思決定スピード向上や、最適なリソース配置を容易とし、開発や生産効率の最適化などを実施。これにより、モビリティの価値向上につながる製品、技術を利用者へ、より早く提供できるようにしていくという。

なお、日立Astemoは、電動システムと排出ガスを低減する高効率な内燃機関システムでより良い地球環境に貢献する。そして、自動運転や先進運転支援システム、先進シャシーシステムで安全性・快適性を向上させていくという。さらに、世界をリードする先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、持続可能な社会と人々の豊かな生活の実現に貢献すると述べている。