日立ら、EV充放電等の機能をマネジメントサービス「EMilia」に拡充
2024/12/23(月)
株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立産業制御ソリューションズ(以下、日立産業制御ソリューションズ)は12月17日、日立のLumadaソリューションである統合エネルギー・設備マネジメントサービス「EMilia(エミリア)」に、工場やオフィスビル向けとしてAIを活用したバッテリー充放電制御ソリューションと、空調計画最適化ソリューションを拡充し、販売開始を発表した。
バッテリー充放電制御ソリューションは、工場やオフィスビルのEV充電器や定置型蓄電池の運用において、電力需要予測やEVの走行計画などのデータから、AIを活用して目標の電力使用量を超過しない最適な充放電計画を自動立案し制御。また、電気をあらかじめEVや蓄電池に貯めて計画的に利用することで、非常時における企業の防災・BCP対策にも貢献する。
一方、空調計画最適化ソリューションは、工場やオフィスビルの電力使用量・コストを抑えた運転計画を室外機1台ごとにAIを活用して自動立案する。電力の需要予測と時間帯ごとの電力削減の優先度を基にスケジューリングし、空調の性能も維持するという。なお、両社は、利用者のエネルギー利用のさらなる最適化を図り、省エネ・グリーントランスフォーメーションに貢献していくと述べている。