中国の宅配事情、最前線 !発送から受取りまでが可能な「豊巣(Hive Box)」
2018/2/13(火)
荷物を受け取る際は、中国で最大級の利用者数を誇る電子決済サービス「Wechat」または「Alipay」で公式アカウントをフォローし携帯番号とリンクさせる。荷物が届くと通知があり、ロッカーのQRコードをスキャンすることでボックスのドアが開錠する。QRコード以外にも数字のパスコードで開錠する方法もある。
荷物を送る際は、「荷物を送る」ボタンを選択、ロッカーのQRコードをスキャンし、ロッカーの大きさを選ぶ。「Wechat」または「Alipay」で料金を支払うと、ボックスのドアが開き、荷物を入れてドアを閉めると発送が完了する。
現在、北京、上海、広州の他、74都市で導入・設置されているという「豊巣(Hive Box)」。中国のほぼ全ての宅配業者が利用可能だという。
日本では、平成29年8月に標準貨物自動車運送約款等が改正され「運賃」と、運送以外(積込み・取卸し、荷待ち時間など)の「料金」を区別して明確化することが盛り込まれたものの、業者にも荷主にもまだまだ浸透していない。中国の「豊巣(Hive Box)」のような仕組みは日本の物流業界の労働環境の改善、人材不足解消の手がかりとなりそうだ。