ホンダ、自律移動実験用車両「Honda AWV」3代目プロトタイプ公開
2023/3/8(水)
本田技研工業株式会社の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(以下、ホンダ)は、プラットフォーム型自律移動モビリティの実験用車両「Honda Autonomous Work Vehicle(以下、Honda AWV)」の3代目となるプロトタイプを公開する。現地時間3月6日に発表した。
Honda AWVは、CES 2018に出展したプラットフォーム型ロボティクスデバイス「3E-D18」のコンセプトを基に開発された。頑丈で耐久性の高い電動モビリティで、アタッチメントやツールの追加で、運搬をはじめ、さまざまな作業に活用できるプラットフォームとなっている。
さらに、Honda AWVは、GPSによる位置情報、レーダーやライダーによる障害物検知機能、その他のセンサー類を駆使して自律的に走行する。
さらに、ホンダは、Honda AWVの2代目のプロトタイプを用いて米国南西部の大規模太陽光発電所の建設現場で実走行テストを2021年に実施した。3代目プロトタイプは、こうしたテストを通じて得た知見を踏まえ、各性能を向上させたものだ。
また、3代目プロトタイプは、2023年3月14日~18日に米国・ラスベガスで行われる建設機械の見本市「CONEXPO-CON/AGG 2023」で公開される。なお、ホンダは、今後もHonda AWVの商品化を目指して北米でフィールドテストを実施するとともに、性能・仕様のさらなる向上に取り組んでいくと述べている。
(出典:ホンダ Webサイトより)