ニュース

ホンダ、SmaChari Kitのライセンス事業開始 ホダカと契約

2025/10/20(月)

ホンダは10月15日、さまざまな自転車を電動アシスト化・コネクテッド化するサービス「SmaChari(スマチャリ)」の新たな取り組みとして、電動アシストユニットとソフトウェアをパッケージ化し、自転車部品卸事業者向けに販売する「SmaChari Kit(スマチャリ キット)」のライセンス事業開始を発表した。

SmaChariは、ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」から生まれたサービスだ。スマートフォンアプリと自転車に取り付ける電動アシストユニットで構成され、日本初※となる、個々の取り付け車両のタイプに合わせて法規に準拠するアシスト出力を算出、適用させる出力制御技術により、さまざまなタイプの自転車を電動アシスト化・コネクテッド化することができる。

また、SmaChariでは、電動アシストシステムの起動や個人に合わせたアシスト出力の最適化、速度など走行状態やバッテリー残量の表示、故障の検知、走行データ管理、位置情報の共有、所有者情報の管理、急発進の抑制や急ブレーキが多い地点での注意喚起など、コネクテッド機能を活用したさまざまな機能・情報を利用可能だ。

ホンダは、SmaChariのスマートフォンアプリを提供するとともに、SmaChariを搭載した自転車を製造・販売する企業に対して、電動アシストユニットの制御ソフトウェアに関する技術を始めとする各種ライセンス、ならびにSmaChariを運用・管理するコネクテッドプラットフォームを有償で提供している。

従来の販売形態では、SmaChari搭載モデルの開発・販売にあたり、ホンダとライセンス契約を締結した自転車販売会社と、完成車ごとに共同開発を行っていた。今回、SmaChariの導入に必要な電動アシストユニットとソフトウェアをパッケージ化し、SmaChari Kitとしてライセンス販売することで、より多くの販売店での取り扱いが可能になる。また、各取り扱い店舗がSmaChari Kitを使ってスポーツバイク、シティバイク、小径車(ミニベロ)など、幅広いタイプや価格帯のSmaChari搭載完成車を提供できる。これらにより、より多くのユーザーがSmaChariを利用することが可能になる。

なお、SmaChari Kitの販売は、ホダカがHondaとのライセンス契約に基づき、自転車メーカーや自転車販売店向けに開始する。SmaChari Kitを搭載した完成車は、2026年1月以降、全国の自転車販売店などの取り扱い店舗から順次発売されるとのことだ。

※ 2025年10月現在ホンダ調べ(プレスリリースより)


(出典:ホンダ Webサイトより)

get_the_ID : 248337
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る