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ホンダら、EVの充電を自動で最適化するスマート充電の実証開始

2024/12/11(水)

本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)、MCリテールエナジー株式会社(以下、MCリテールエナジー)、Kaluza Japan株式会社(以下、Kaluza Japan)、ALTNA株式会社の4社は12月10日、先進の充電制御技術を活用してEVの充電を自動で最適化する「スマート充電」に関する実証を12月6日に開始したことを発表。実際に所有するユーザーを対象に実用性・事業性の検証を行うという。

同実証では、ホンダのEVとKaluza Japanの先進の充電制御技術を連携、さらにMCリテールエナジーとKaluza Japanのシステム連携を通じて、電力市場価格やユーザーのEV利用状況に応じ、最も電力調達コストが低減されるタイミングで効率的にEVを充電する「スマート充電」サービスの顧客受容性、事業性の検証を行う。

また、スマート充電では、電力系統における需給がひっ迫する時間帯を避ける一方、太陽光発電などの再生可能エネルギーの発電余剰が発生し、電力価格が下がる時間帯を自動的に選択して充電を行います。これにより、電力系統への負荷低減、需給ギャップの縮小に加え、再生可能エネルギーの活用促進への貢献を目指します。さらに、EVユーザーは自身で充電のタイミングを調整する手間がなくなるほか、EV利用に際してのTCO(Total Cost of Ownership:総保有コスト)が低減し、より快適かつ安価にEVを利用することが可能となる。くわえて、EVの利用データを統計的に分析・反映することで、よりユーザーのEV利用動向に沿った充電サービス・電力プランの具現化に取り組んでいくという。

なお、ホンダは、同実証を通して得られた知見を生かし、ユーザーがよりストレスなくEVを利用できる環境づくりはもちろん、カーボンニュートラル社会に向けた課題解決につながる、新たなスマート充電サービスの構築・提供を目指していくと述べている。

(出典:ホンダ Webサイトより)

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