ヒョンデとウェイモ、自動運転体験提供で戦略的パートナーシップ提携
2024/10/17(木)
Hyundai Motor Company(以下、Hyundai)とWaymoは10月4日、複数年にわたる戦略的パートナーシップ締結を発表した。
今回のパートナーシップの第1段階において、Waymoが開発した第6世代の「Waymo Driver(ウェイモドライバー)」完全自動運転技術をHyundaiのSUVの電気自動車 「IONIQ 5(アイオニックファイブ)」に統合する。完成した車両は順次自動運転タクシー「Waymo One」として運用される予定だ。さらに、両社は、「Waymo One(ウェイモ ワン)」の規模拡大をサポートするため、Waymoの技術を搭載した「IONIQ 5」を複数年にわたって大量に生産することを計画しているという。Waymo搭載「IONIQ 5」の初回路上テストは2025年後半までに開始し、その後数年のうちに自動運転タクシー「Waymo One」として利用できるようになる予定とのことだ。
■Waymo 共同CEO Tekedra Mawakana(テケドラ・マワカナ)氏のコメント
世界で最も信頼されるドライバーになるというミッションをさらに推進する中で、Hyundaiと提携できることを大変嬉しく思っています。確実なロードマップに基いて持続可能性と電気自動車の分野を重点的に推し進めているHyundaiは、さらに多くの場所でさらに多くの皆さまに完全自動運転サービスを提供していく当社にとって素晴らしいパートナーです
■Hyundai 社長兼グローバル最高執行責任者(COO) 兼 Hyundai Motor North America社長兼最高経営責任者(CEO) José Muñoz(ホセ・ムニョス)氏のコメント
Hyundai とWaymoは、人の移動方法における安全性、効率性および利便性を向上させるというビジョンを共有しています。Waymoの革新的技術のおかげで、その技術を搭載した車が走っている道路の安全性は向上しています。そして「IONIQ 5」は、その規模をさらに拡張するのに理想的な車です。当社の新たな製造施設のチームは、数を増やし続ける「Waymo One」車両用にかなりの数の「IONIQ 5」を割り当てる準備ができています。しかし、このパートナーシップにおいて最も 重要なことは、これは両社のパートナーシップの第一歩であり、私たちは協力のさらなる機会を積極的に模索しているということです
■Hyundai Motor Group 先進車両プラットフォーム(AVP)部門社長兼責任者 Chang Song (チャン・ソン)氏のコメント
先日、Hyundai Motor Company は、SAEレベル4以上の自動運転技術を実装できる車両を世界の自動運転関連企業に提供することを目指し自動運転車両ファウンドリ事業の立ち上げを発表しました。このイニシアチブにおいて最初に契約を締結するパートナーとして、業界リーダーであるWaymoは最高の選択肢です