通信(5G等)とインフラの取り組みまとめ【2020年~2021年7月】
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2021/8/5(木)
5Gをはじめとした通信技術の進歩は、モビリティ業界にも大きな影響を与えている。大容量の情報をやり取りできるようになったため、車両と周辺インフラで協調することが可能となった。これにより、交差点で通りかかる車両や人物などの把握が容易となり、より安全な運転支援の技術開発が進んでいる。当記事では、2020年から2021年7月までに行われた通信とインフラ関連の取り組みをまとめる。
日本電気株式会社(以下、NEC)
NECは、新しい道路交通インフラ社会の実現に向けた実証施設「NECモビリティテストセンター」を静岡県御殿場市に開設した。2020年11月6日付のプレスリリースで明かしている。このテストセンターは、インフラ協調型のモビリティサービスの実現や、インフラに設置したセンサーから得られるデータの活用など、さまざまな評価・検証を行う。テストコース内には信号や横断歩道などで疑似的な交差点を配置した。ローカル5G基地局や車車間、路車間、歩行者などと通信を行えるC-V2X路側機などの無線通信設備、路側カメラやAI用エッジ処理装置などのエッジコンピューティング設備も導入している。さらに、バス・乗用車などの車両や電動車いすも配備するなど、実際の道路・インフラに次世代通信設備を加えたような環境を作り出した。
NECは、ローカル5Gや映像分析、AI・IoTといった先進技術と、パートナー企業・団体の技術やノウハウを組み合わせ、次世代のモビリティサービスの技術開発やシステム検証を推進し、新たな価値創造や社会課題の解決を目指して取り組むとしている。
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