国産ドローン活用 出光興産ら、地域課題解決サービス事業化検討へ
2023/7/6(木)
出光興産株式会社(以下、出光興産)と双葉電子工業株式会社(以下、双葉電子工業)は、共同で開発した国産ドローンを活用し、地域課題を解決するサービスの事業化検討を開始する。
両社は、1台の機体で複数の用途に対応できるマルチユースドローンの開発を2022年度から進めてきた。マルチユースドローンには、機体下部にアタッチメント方式を採用している。このため、用途に応じてアタッチメントを付け替えることで物流や撮影、有線による長時間飛行など、複数の用途に対応することができる。くわえて、このドローンでは、上空LTE※1を使用した無線技術の活用により、外部サーバーを経由することなく複数拠点にデータを送信したり、オンタイム電送※2することも可能になる。
※1 モバイルネットワークを介してドローンをコントロールする通信方法。広範囲での活動が可能となる。
※2 ネットワークを通じてリアルタイムで撮影画像などを電送する技術。(プレスリリースより)
具体的には、「機体開発」、「サービス開発」、「人材育成」といった事業を検討するという。出光興産のサービスステーションネットワークおよび整備技術を有する人材と、双葉電子工業の高度な無線通信技術を駆使したドローン開発技術を活用。これにより、機体開発から運用、人材育成まで一気通貫したドローン事業を推進するとのことだ。なお、両社は、今回の取り組みを通じてドローンの活用領域を拡大し、人々の豊かな暮らしづくりに貢献すると述べている。※2 ネットワークを通じてリアルタイムで撮影画像などを電送する技術。(プレスリリースより)
(出典:出光興産 Webサイトより)