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出光興産ら、家庭の太陽光発電の余剰電力を買い取る等の取り組み実現

2023/8/10(木)

取り組み概要

さいたま市と出光興産株式会社(以下、出光興産)は8月9日、市内の家庭の太陽光発電の余剰電力を買い取るなどの取り組み実現を発表した。

さいたま市と出光興産は、「ゼロカーボンシティ実現に向けた共創推進に関する連携協定」を締結している。さらに、同協定の下で、さいたま市内の家庭の太陽光発電の余剰電力を、出光興産(ブランド名:idemitsuでんき)を介し、2022年10月から同市の所有施設に供給している。

今回実現した取り組みは、市内の家庭の太陽光発電の余剰電力を買い取るとともに、太陽光発電システムの異常の可能性を知らせるサービスだ。くわえて、点検や修理に対応できる市内の事業者を紹介する窓口を設け、太陽光発電システムの長期有効活用をサポートしている。

さらに、両者は、買い取った太陽光の余剰電力を、idemitsuでんきの再生可能エネルギー電力「グリーンプラス(CO2フリー)」として、さいたま市の公共施設や、出光興産系列のサービスステーション(以下、SS)であるセルフ浦和中尾SSに供給中だ。また、セルフ浦和中尾SSでは、7月にEV急速充電サービスの提供を開始した。ユーザーがEVに充電する電力も再生可能エネルギーとなっているという。

ほかにも、セルフ浦和中尾SSに太陽光発電システムを設置し、発電した電力をSS内で使用している。太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電し、電力が不足しやすい夕方等に放電するエネルギーマネジメントを行うことで、太陽光発電による電力を有効活用しているとのことだ。

なお、両者は、今後も再生可能エネルギーの導入拡大や、両者が有する知見や資産、技術の利活用により、ゼロカーボンシティの実現に向けた共創に取り組んでいくと述べている。

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