新会社姫路蓄電所設立 出光興産ら4社、系統用蓄電池事業参入へ
2023/8/3(木)
出光興産株式会社(以下、出光興産)は8月1日、4社による共同出資で合同会社姫路蓄電所(以下、姫路蓄電所)を設立し、系統用蓄電池事業に参入すると発表した。姫路蓄電所は、2025年10月に事業運転開始する予定だ。
今回の共同出資は、出光興産、株式会社レノバ、長瀬産業株式会社および、SMFLみらいパートナーズ株式会社の4社で実施した。同事業では、出光興産の兵庫製油所跡地内に送配電ネットワークへ直接接続する蓄電池システムを設置し、時間帯に応じて電力を充放電する。これにより、電力需給バランスの調整に寄与するという。また、同事業は、一般社団法人環境共創イニシアチブが公募する「令和4年度補正再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(系統用蓄電システム・水電解装置導入支援事業)」の採択を受けて実施する。
なお、出光興産は、これまで培った電力・再生可能エネルギー事業のノウハウや人材を活用するとともに、系統用蓄電池を活用した電力事業の収益モデルの確立を目指す。さらに、今後の同事業の実現にくわえて、将来の地産地消エネルギーシステム実現を見据えて取り組んでいくと述べている。
(出典:出光興産 Webサイトより)