いすゞとアイ・グリッド協業、GATEXで充電マネジメントが可能に
2023/3/8(水)
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下、アイ・グリッド)は、いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)と協業し、「GATEX」と「R.E.A.L. New Energy Platform」を連携させる。3月7日付のプレスリリースで明かした。
アイ・グリッドは、仮想発電所(VPP)事業、エネルギーマネジメント事業、電力供給事業といったエネルギーサービスプロバイダーだ。環境省 第9回グッドライフアワード 環境大臣賞 最優秀賞を受賞している。「R.E.A.L. New Energy Platform」は、アイ・グリッドが提供するエネルギーマネジメントプラットフォームだ。太陽光発電量/電力需要量/蓄電池やEVの充放電状況等の情報を収集しデータをクラウドに送信。クラウド上のAIが、受信データと電力市場価格等の外部情報を併せた高精度の予測分析を行い、太陽光発電の余剰量算出や機器の自動制御シナリオを作成する。これにより、PPAによる太陽光発電(PV)の余剰電力流通、およびPV・蓄電池・EV等の分散電源制御によるエネルギーコントロールが可能になる。
「GATEX」は、いすゞ、株式会社トランストロン、富士通株式会社の3社が、2021年2月から構築を進めてきた商用車情報基盤だ。高度な商用車の運行管理や車両の稼働サポートサービス提供を目的としている。
また、「GATEX」には、運行計画と連動した充電計画や遠隔充電管理の機能が搭載される予定だ。今回の機能連携により、EVの充電および施設のエネルギーマネジメントの統合的な管理を行い、効率的なエネルギーマネジメントを実現させる。
なお、アイ・グリッドは、今回の提携により、EV普及による課題解決および再生可能エネルギーの普及を加速させ、余剰電力も含めた再エネ電源を最大限に活用する。これにより、地域脱炭素社会の実現と再生可能エネルギーの一層の導入促進に貢献していくと述べている。