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【置き去り防止】アイテック阪急阪神、子供の降車確認の実証実験開始

2022/11/25(金)

アイテック阪急阪神が
実施する実証の
検証パターン1

アイテック阪急阪神株式会社(以下、アイテック阪急阪神)は、兵庫県伊丹市と、送迎バス内における子供の降車確認(置き去り防止)に向けた実証実験を2022年12月1日から開始する。11月24日付のプレスリリースで明かしている。

昨今、送迎バス車内に子供が置き去りになる事故が相次いで発生している。いずれの事故も、車内確認業務の失念や思い込みが原因として挙げられている。同実証では、これらの事故を未然に防ぐため、送迎バスを利用する子供に配慮するとともに、送迎バス内の確認業務フローに適した仕組みや、サービスの確立を目指す。

具体的には、スマートフォンアプリを用いて、車内確認業務を確実に実施できる仕組みを検証する。車内の確認が完了していない場合は、確認業務を行う職員等に通知する。同時に、一定時間アプリが起動されない場合や確認完了が行われない場合は、職員室にも通知する。これにより、運転手や同乗する職員の確認にくわえて、職員室側と二重にチェックする仕組みを検証する。

また、同社は、検証するパターンを2つ用意している。1つ目は、バスの全座席にQRコードを設置し、子供が降車した後に職員等がスマートフォンアプリ「車内見守り用アプリ(仮称)」でQRコードを読み取るというものだ。全ての座席のQRコードを読み取ると「確認完了」となり、メールで職員室に通知する。さらに、同社は、子供が座席などに隠れていても発見できるようQRコードの設置位置を工夫するという。

2つ目のパターンでは、子供の通園かばん等にビーコンタグを入れておき、子供が降車した後に職員がスマートフォンアプリ「車内見守り用アプリ(仮称)」で、ビーコンタグの電波が残っていないか確認する。電波が残っていない場合は「確認完了」となり、メールで職員室に通知するという仕組みだ。

なお、同実証は、伊丹市立こども発達支援センター「あすぱる」の送迎バスを対象として、12月1日~12月下旬に実施する予定だ。

検証パターン2



(出典:アイテック阪急阪神 Webサイトより)

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