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北海道石狩市で実証運行 「いつモ」アプリで交通の利便性向上を目指す

2022/9/29(木)

サービスロゴ:「いつモ」

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北海道石狩市(以下、石狩市)、北海道中央バス株式会社、ダイコク交通株式会社、三和交通株式会社、石狩湾新港企業団地連絡協議会、丸紅株式会社、Moovit App Global. ltd、および株式会社TMJ(以下、TMJ)は、9月29日、2022年10月から2023年3月までの6カ月間、石狩市においてオンデマンド交通の実証運行を行うと発表した。

■新たな公共交通サービスを目指す

「いつモ」アプリ画面例

「いつモ」アプリ画面例



石狩市では、新たな公共交通サービスの導入が課題となっている。現在、石狩湾新港地域には700社を超える企業が立地し、日中は約2万人の就業者が働いている。就業者の主な通勤手段は自家用車(約68%)と立地企業が個別に手配する自社バス(約30%)で、公共交通の利用率は全体の2%弱に留まる。

さらに、市街地においても路線バス利用者は減少傾向にあり、新型コロナウイルス感染症の影響により減便も続いている。

このような課題を解決するために、石狩市は「いつモ」アプリを活用し、交通の利便性向上を目指す。今回の実証運行では、石狩湾新港地域への通勤を目的とした「通勤オンデマンド交通」と、市街地内の移動を目的とした「市内オンデマンド交通」の2つのサービスを実施する。いずれも同一の「いつモ」アプリから予約・利用することができ、AIによる最短ルート運行で移動を快適にする。



なお、同実証実験において、TMJは、MaaS/モビリティ専門センターのノウハウを生かし、新たな交通サービスを便利に利用してもらうため、カスタマーセンターの役割で参画する。

今後8者は実証運行を通じ、利用者となる石狩市民、石狩湾新港地域の就業者、また共同事業者として運行を担う地域の交通事業者の声を集め、地域に根差した持続可能な交通サービスの導入を目指していく。

実証運行の詳細については以下で公開されている。
https://ishikari-itsumo.jp/
※カスタマーセンター(0120-994-946)は、2022年10月3日から稼働予定。

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