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新会社設立 伊藤忠商事と東急不動産グループ、蓄電所事業開始へ

2023/7/19(水)

スキーム図

伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)は7月18日、株式会社リエネ(以下、リエネ)と合弁で御徳蓄電所合同会社を設立し、福岡県鞍手郡小竹町御徳地区での蓄電所事業開始を発表した。

新会社は、伊藤忠商事と東京センチュリー株式会社が共同出資する株式会社IBeeTを通じて実施する。リエネは、東急不動産株式会社(以下、東急不動産)の100%子会社だ。

伊藤忠商事は、合同会社より蓄電所運用の委託を受け、大型蓄電池を活用した電力市場での最適運用と収益化を目指す。具体的には、電力自由化に伴い積み上げてきた電力トレードの知見を生かす。そして、同蓄電所の調整力を卸電力市場、需給調整市場、容量市場といった各電力市場で活用し、日々最適な取引を判断・実行していく事業モデルに取り組んでいくという。

また、伊藤忠商事の調達ネットワークから、競争力のある蓄電池やパワーコンディショナーを新会社に供給し、最適な蓄電システムとメンテナンス体制の構築を行う予定だ。さらに、東急不動産およびリエネは、全国で展開する再エネ事業の運営実績や不動産事業での強みを生かし、蓄電所用地の確保やSPC管理業務等を担っていくという。

なお、同事業では、系統用の大型蓄電池(定格出力20MW、定格容量56MWh)を使用し、2023年度上期に建設開始、2025年度に運転開始予定だ。くわえて、同事業は、経済産業省の「令和4年度補正再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金」を活用している。

(出典:伊藤忠商事 Webサイトより)

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