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【速報】自民党 MaaS推進議員連盟を設立 次世代モビリティ社会の構築へ

2019/5/31(金)

会長の甘利 明氏

自民党は5月31日、自民党本部において、モビリティと交通の新時代を創る議員の会(通称「MaaS推進議連 」 会長=甘利 明議員)の設立総会を開いた。
会長の甘利明氏は、「移動を個別の手段から移動全体をサービスとして考えて、データ・ドリブン・エコノミーを築いて、さらにまちづくりの中にデータ・ドリブンをどうしていくのかなど、広範なことを研究する議連になる」と説明し冒頭挨拶。

当会は、都市部における道路混雑や人手不足、地方部における高齢化や公共交通の規模縮小といった社会的課題を解決することを目指している。「政治主導と責任の下、国、自治体、企業、大学等が連携し、次世代モビリティ社会を見据えて、新しいモビリティサービスの普及促進を進める必要がある」と設立の趣旨を表明した。

発起人リストは以下通り(順不同・敬称略)
逢沢 一郎、赤澤 亮正、阿達 雅志、甘利 明、石井 正弘、石崎 徹、岩井 茂樹、石原 伸晃、今枝 宗一郎、上野 宏史、勝俣 孝明、神山 佐市、城内 実、桜田 義孝、佐々木 紀、菅原 一秀、田中 和徳、高橋 克法、武井 俊輔、津島 淳、西村 明宏、額賀 福志郎、平沢 勝栄、藤丸 敏、細田 博之、三ツ矢 憲生、宮路 拓馬、盛山 正仁、八木 哲也、山際 大志郎、山口 泰明、山田 美樹、山本 有二

■設立趣意書全文

モビリティと交通の新時代を創る議員の会(仮)
(通称:Maas推進議連)設立趣意書


昨今、情報通信技術の進展に伴い、従来にない新しいモビリティサービスが生まれつつある。こうした、いわゆる“MaaS”(Mobility as a Service)の進展は、地域経済の活性化に資することが期待されている。

都市部では、黒字バス路線でも運転者不足が原因で、運行本数を削減せざるを得ない状況が生じ始めており、道路交通においては、混雑による経済的損失や環境問題の発生が課題になっている。また、地方部では、公共交通サービスの需要が低下しており、運転者不足とあいまってバスやタクシーのサービスの縮小や撤退が顕在化している。一方で、高齢者の運転免許返納の数は近年大幅に増加しており、運転免許返納後の移動手段の確保に不安を感じる高齢者も多い。MaaSの進展は、こうした移動に関係する社会的課題の解決への貢献が見込まれる。

そのため、交通事業者に加えて、ICT企業、自動車産業、自治体、スタートアップ等の様々な主体がMaaSに参画し、パーソナルモビリティも踏まえた新しいサービスの活用に加え、決済部門におけるフィンテックの活用やモビリティ関連データの幅広い活用などを進めていくことが重要となる。政治主導と責任の下、国、自治体、企業、大学等が連携し、次世代モビリティ社会を見据え、新しいモビリティサービスの普及促進を進める必要がある。

以上のような問題意識により、ここにモビリティと交通の新時代を創る議員の会(通称:Maas議連)を立ち上げるものである。

令和元年5月吉日

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