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日本工営とマクニカ、自動運転バス活用の実証実験を栃木県壬生町で開始

2022/2/28(月)

日本工営株式会社(以下、日本工営)と株式会社マクニカ(以下、マクニカ)は共同で、自動運転バスを活用した実証実験を栃木県壬生町で実施する。2月25日付のプレスリリースで明かした。

同実証実験は、2025年度に自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を目指す「栃木県ABCプロジェクト」の一環だ。「道の駅 みぶ」における自動運転バスの活用可能性について検証する。

「栃木県ABCプロジェクト」は、2020年度から2023年度にかけて、県内複数の地域で自動運転バスの実証実験を進める取り組みだ。同実証実験では「道の駅 みぶ」にて、ハンドル・アクセル・ブレーキのない自動運転バスであるNAVYA社の「ARMA(アルマ)」を運行する。また、遠隔監視も試行的に実施し、みぶハイウェーパーク内の情報交流コーナーに設置したディスプレイにて、来訪者に自動運転バスの運行状況を案内する。

日本工営は、栃木県 県土整備部 交通政策課の「無人自動運転移動サービス実証検討調査業務委託」を受注した。同実証実験において、これまでの自動運転移動サービスに係る実証実験運営等の実績を生かす。そして、栃木県壬生町の「道の駅 みぶ」を周遊する自動運転バスの運行やそれに係る準備、効果検証を行う予定だ。

マクニカは、自動運転バスの運行、自動運転走行に必要なデータ取得・セットアップ、技術的資料・取得データを提供する。また、車両の走行データをマクニカ製遠隔監視システム「マクニカモビリティデータプラットフォーム」に連携させる。これにより、自動運転バスの走行情報をリアルタイムに離れた場所で確認することが可能だ。

さらに、遠隔監視システムを活用することにより、将来的に1人のドライバーで複数車両の管理が実現できるようになる。このようなことから、マクニカは、社会課題の働き手不足の解消を目指す。

なお、マクニカは、芙蓉総合リース株式会社(以下 芙蓉リース)は、2021年6月にマクニカと芙蓉リースグループにて業務提携契約を締結。「自動運転実証実験支援サービスプログラム」を共同で構築した。今回の実証実験では、同プログラムを生かして自動運転バスを提供する。また、オートテクニックジャパンが、自動運転車両の保守メンテナンスの一部を担うという。





(出典:日本工営 Webサイトより)

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