ジョルダン、小湊鉄道で改札機を用いたモバイルチケット認証自動化実験開始
2022/9/9(金)
ジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)は、小湊鉄道株式会社(以下、小湊鉄道)で改札機を用いたモバイルチケットの認証自動化実験を開始する。9月5日付のプレスリリースで明かした。
ジョルダンは、小湊鉄道の2券種(小湊鉄道1日フリー乗車券、上総鶴舞・高滝周遊乗車券)を、モバイルチケットとして、2022年2月から提供している。しかし、乗降時のチケット確認は、駅係員・乗務員の目視で行っていた。同実証実験では、ユーザーが自身のスマートフォンでモバイルチケット券面にある二次元コードを改札機にかざすことで、チケット認証が可能だ。これにより、利用者の利便性の向上が期待できる。改札機は、株式会社高見沢サイバネティックスが提供し、五井駅、上総牛久駅、養老渓谷駅の3駅に設置する。
一方、小湊鉄道は、改札機での認証に変わることで、駅員・乗務員の負担を軽減する。さらに、利用者の乗降データの取得・活用による業務改善やサービス向上につなげるための検証も行う。今まで入手していたチケットの購入・利用データ分析に加え、乗降データが取得できるようになる。これにより、多面的な分析が可能となり、今後の駅自動化システムの構築へとつなげる方針だ。実証実験は、2022年9月5日~ 2023年3月31日に実施する。
なお、ジョルダンは、英国Masabi社の日本での総代理店契約をしている。今回のモバイルチケット、および改札機認証には、Masabi社のモバイルチケッティングサービス「Justride」(ジャストライド)の技術を採用した。この技術を使って、モバイルチケットの発行、および認証を行っている。
(出典:ジョルダン Webサイトより)