JR九州の駐車場にランディットのAIカメラと予約・決済システムを導入 収益最大化と効率化へ
2025/11/14(金)
JR九州グループのJR九州レンタカー&パーキングは、同社が運営する時間貸駐車場「JQParks」に、ランディットが提供する駐車場管理サービス「AIMO Parking」と「PIT PORT」を本格導入した。AIカメラによる無人管理と、予約可能な時間貸しシステムを組み合わせることで、収益機会の最大化と運営業務の効率化を両立させる。
JR九州レンタカー&パーキングが運営する時間貸駐車場「JQParks」は、駅周辺や都市部を中心に展開しているが、さらなる収益向上と運営効率化が課題となっていた。この課題を解決するため、ランディットが提供する2つの駐車場DXソリューションが導入された。
一つは、AIカメラを活用した駐車場管理サービス「AIMO Parking」。福岡県の「戸畑駅北口東駐車場」などに導入されたこのシステムは、ナンバープレート認識技術により、車両の入出庫を自動で管理する。利用者は駐車券を取る必要がなく、精算時には車室番号やナンバープレート番号で車両を特定し、キャッシュレス決済できる。
運営者側にとっては、従来のゲート式駐車場に比べて導入コストを大幅に削減できるメリットがある。さらに、AIが未払いや不正駐車、長時間駐車などを自動で検知・通知するため、現地巡回の負担を減らしながら監視精度を高めることができる。
もう一つは、予約可能な時間貸し駐車場サービス「PIT PORT」だ。これまで予約制で運営していたものの、売上の伸び悩みや不正駐車が課題だった「箱崎駅高架下第2駐車場」などに導入された。
「PIT PORT」は、アプリから15分単位で簡単に予約・決済ができるため、会員登録のハードルが低く、急な利用(飛び込み利用)の取り込みにもつながっている。ランディットは、現地の視認性を高めるサイン類の設置なども併せて提案。その結果、導入後の売上は150%以上に増加し、不正駐車も減少したという。
JR九州レンタカー&パーキングは、これら2つのサービスを組み合わせ、駐車場ごとに最適な運営方法を選択することで、収益機会の最大化と業務効率化を推進。今後もJR九州グループの駅周辺駐車場への導入を拡大していく計画だ。








