JR東日本、自動走行モビリティの歩車共存性等についての実証実施
2023/10/20(金)
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は10月18日、公道(歩道)上における自動走行モビリティの歩車共存性等についての検証を10月28日、29日に実施すると発表した。
同実証は、関西電力株式会社100%子会社であるゲキダンイイノ合同会社(以下、ゲキダンイイノ)の協力の下で実施する。検証する内容は、自動走行モビリティによる移動体験を通した街の魅力向上、および位置情報と連動した広告の有用性についてだ。具体的には、ゲキダンイイノが提供する「iino type-S712(イイノ タイプ エス 712)」を活用し、乗車中やモビリティスポットで、高輪エリアの歴史や連携企業の商品に関する情報を発信。エリアの魅力向上や利用者の購買意欲、来訪意欲の向上につなげることができるかを検証する。また、同車両は、JR東日本が3月に実施した実証でも活用されている。
なお、JR東日本は、今回の実証の結果を踏まえて、「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちづくりで実装するモビリティサービスや、街に設置するモビリティスポットの計画を深度化していくという。さらに、多様なモビリティの走行を可能にするモビリティプラットフォームを構築するとともに、都市OSとの連携を図る。そして、天候や混雑状況、施設内のイベントや個人の属性・嗜好などに応じて、最適な台数とルートで走行できるサービスの実現を目指すと述べている。