JR東日本スタートアップら、エキナカ商品を宅配する実証実験開始
2022/1/11(火)
JR東日本スタートアップ株式会社と207株式会社(以下、207)は、1月15日より、エキナカ商品の宅配サービスの実証実験を開始する。1月7日付のプレスリリースで明かした。同実証実験では、駅の遊休スペースを宅配荷物の物流拠点として活用する。
207のコーポレートミッションは、「いつでもどこでもモノがトドク世界的な物流ネットワークを創る」だ。同社は、物流・配送利用者向けに再配達問題を解決する「TODOCU」、配達員向け配送効率化アプリ「TODOCUサポーター」を提供。現在1万8000ユーザーが利用している。このほかにも、人々の空き時間を利用して荷物を配達するシェアリング型宅配サービス「スキマ便」を2020年5月より提供。物流・配送・小売事業者向けの配送管理システム「TODOCUクラウド」の提供を2020年12月より開始している。
今回、実証実験で購入できるのはエキュート品川の一部商品だ。エキナカの店頭では、壊れやすく、賞味期限も短い生スイーツなどを取り扱っている。これらの商材は今まで宅配が困難であり、通常は店頭でしか買うことのできなかった。同実証実験では、ギグワーカーが近距離配送を担うことで、自宅までの配送を初めて実現する。WEBサイト「ネットでエキナカ」を経由して、自宅にいながら商品を購入することが可能だ。
また、一般の宅配便荷物の物流拠点として品川駅を活用し、エキュート品川の商品と宅配便荷物を共同配送する。これにより、配送にかかる物流費の低減を実現する。
なお、同取り組みは、株式会社JR東日本クロスステーション、株式会社ジェイアール東日本物流の協力を得て実施する。実施期間は1月15日から2月28日まで、配送エリアは高輪エリアの一部、白金台エリアの一部、品川エリアの一部だ。