LINEで落とし物問い合わせ JR九州、落とし物クラウドfind導入へ
2023/7/26(水)
九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)は7月24日、株式会社find(以下、find)が提供する「落とし物クラウドfind」を導入すると発表した。
今回の導入により、利用者は、JR九州の駅や列車内での忘れ物をLINEから24時間問い合わせることができる。一方、駅係員は、業務用アプリを導入することで、忘れ物にかかわる業務負担軽減を図るとともに、利用者からの問い合わせ等にスムーズに対応できるようになる。また、利用者からのLINEでの問い合わせは9月1日開始の予定だ。拾得した落とし物をシステムに登録する駅係員向け業務用アプリは、8月1日から導入するという。なお、JR九州は、LINEを入口とする忘れ物検索を行い、素早く正確に自身の落とし物に関する情報を取得できるようにすることで、ストレスフリーな問い合わせを実現すると述べている。
関係者のコメント
■九州旅客鉄道株式会社 執行役員鉄道事業本部営業部長 三浦基路 のコメント
当社は、お忘れ物に関するさまざまな課題を解決するため、株式会社findが提供する「落とし物クラウドfind」を導入します。これにより、お客さまによりスムーズなサービスを提供できるようになります。さらに、LINEを活用したお問い合わせ対応を行うことで、お客さまからのお問い合わせに迅速に対応することが可能となります。今後も業務のDX化や新たなテクノロジーなどを活用して、駅係員の業務負担軽減を図るとともに、お客さまに満足いただけるサービスを提供してまいります。
■株式会社find 取締役COO 和田龍氏のコメント
東京都内の京王電鉄様で既に運用が始まっているこのサービスでは、バックヤード業務の効率化だけでなく、お客さまへ対して従来の約3倍の返還が実現できています。導入施設が増えるとネットワーク効果が生まれ、返還率はさらに向上し、当社の「落とし物がすぐに見つかる世界へ」というビジョンを実現できると確信しております。九州においてその一歩をJR九州さまとご一緒できたことを大変嬉しく思います。世界中の落とし物課題のインフラ基盤になるべく、日々努力してまいります。