九州新幹線を貨客混載に JR九州・佐川急便が協業
2020/8/27(木)
九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)と佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は8月26日、宅配便荷物を九州新幹線で運ぶ貨客混載事業の協業に関する基本合意を締結した。
両社は、博多駅・鹿児島中央駅上下間を運行する九州新幹線で、余剰スペース(業務用室)へ宅配便荷物を収納した専用ボックスを積載して輸送することを検討している。専用ボックスの取り付け・取り降ろしは佐川急便が行う想定だ。JR九州は新幹線車内の余剰スペースを有効活用して収入につなげたい考えがあり検討を行っていた。また、佐川急便は九州地域内での集配効率を高めるために列車を使った貨客混載事業の可能性を模索しており、今回の提携に至った。
実施時期は未定ながら、今後は事業実施に向け実証実験などを行っていく予定だとしている。