JVCケンウッド、アルコール検知器サービス連携パッケージ提供開始
2023/1/23(月)
株式会社JVCケンウッド(以下、JVCケンウッド)は、アルコール検知器と既存のシステムとの連携を短納期・低コストで実現する、「アルコール検知器サービス連携パッケージ」の取り扱いを開始する。1月18日付のプレスリリースで明かした。
道路交通法の施行規則の改正が、2022年4月から段階的に実施されている。それに伴い、事業者には、安全運転管理者による運転者の運転前後における酒気帯びの有無の確認と記録の保存が義務化され、その確認の方法にアルコール検知器を用いることを必須とする方向で検討されている。同サービスは、JVCケンウッドが2022年8月に発表したアルコール検知器「CAX-AD300」と、スマートフォン専用アプリ、データ連携用のサーバーをパッケージ化したものだ。サーバー間のAPI連携により、既存の運行管理システムに容易に連携でき、短納期・低コストでのシステム構築を実現する。事業者は、同サービスを導入することにより、既存の運行管理システムにアルコール検知のサービスを組み込み、運行管理情報とアルコール検知情報を連携した運用が可能となる。
また、同サービスでは、アルコール濃度の測定のほか、Bluetooth接続したスマートフォンを経由して、測定者の顔を自動で写真撮影することができる。測定結果と測定者情報(写真データなど)は、自動的にサーバーへ送信され、管理者の運行管理システムで管理・保存することが可能だ。
なお、同社は、今回のサービスを、車両に関わるサービスを展開する事業者に向けて、道路交通法の施行規則の改正への確実な対応、さらにはコンプライアンスの強化に向けた取り組みにつながるソリューションとして提案する。そして、酒酔い・酒気帯び運転のない世の中の実現に貢献していくと述べている。
くわえて、同機は、1月25日~27日に東京ビッグサイトで開催される「第15回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術 展-」内の「第3回 MaaS EXPO -統合型モビリティサービス[開発]・[活用]展-」に初展示する予定だ。