今回のトライアル運行は、修学旅行をはじめとした旅行や観光で利用してもらう観光バスの車内を対象に実施する。同システムの特長は、バスガイド集約拠点（以下、基地局）と観光バス車内をつなぐことができる点だ。これにより、1人のバスガイドが複数のバスを同時に案内することが可能になる。トライアル運行は、11月21日より開始する予定だ。

また、同システムでは、モニター越しながら車内の利用者が基地局のバスガイドとコミュニケーションを取ることもできる。そのため、質問や問い合わせにもリアルタイムに応えることが可能だ。また、車内では「交流ナビゲーター」が乗務し、目的地までのアテンド等、バスガイドに代わって利用者をサポートする。さらに、両社は、トライアル期間に乗車した学校（26校予定）にアンケートを協力してもらう予定だ。

なお、両社は、ユーザーの意見等を踏まえて、来年初夏の本格導入を目指す。さらに、同システムの特長を生かしながら、バス車内での時間を、より楽しく充実したものとするコンテンツの開発・提供に取り組んでいくと述べている。

（出典：奈良交通 Webサイトより）