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近鉄、利用者と育てるAIサービス 主要6駅で実証開始

2020/2/19(水)

近畿日本鉄道(以下、近鉄)は、2月28日から4月24日まで、大阪難波駅・近鉄日本橋駅・近鉄奈良駅・近鉄名古屋駅・宇治山田駅・五十鈴川駅の6駅で、AIを活用したデジタルサイネージを用いた駅利用者案内サービスの実証実験を実施すると発表した。
今回の実証実験は、前述の6駅にAIを活用した案内用デジタルサイネージを設置し、サービス提供5社と協力し、「乗換案内」、「駅構内や駅周辺の案内」、「よくあるお問い合わせへの回答」などを多言語(日・英・中・韓の4カ国語)で行い、問い合わせに対して適切な回答・案内ができているかを検証するもの。背景には、多様化する利用者のニーズへの対応、増加するインバウンドに対する多言語での案内の必要性などがあり、駅での案内サービスを充実させる目的で実施する。さまざまな問い合わせをAIに学習させることにより、利用者とともにAIを育て、より充実した案内サービスを目指すことも見据えた取り組みだ。実証期間は2月28日から4月24日まで、始発から終電まで稼働させる。

実施箇所

駅によっては設置するAIサイネージが異なる。大阪難波駅、近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅、五十鈴川駅の4駅では、株式会社ティファナ・ドットコムの「AIさくらさん」を配置。構内の地図や乗り換え情報をはじめ、観光スポットやおすすめのお土産など、話しかけるだけでAIが案内する。

AIさくらさん

AIさくらさん(株式会社ティファナ・ドットコム)


近鉄日本橋駅、宇治山田駅には、株式会社JR東日本情報システムの「駅案内AIサイネージ」を配置。音声認識、自然言語処理などのAI技術を独自に組み合わせることで、駅構内や乗り換えの案内、駅周辺の店舗の情報や道案内など、4カ国語の音声会話で応答するという。

駅案内AIサイネージ(株式会社JR東日本情報システム)


また、さまざまな外部情報サービスと連携し、機能の充実を図っている。株式会社ヴァル研究所は「駅すぱあとWebサービス」を提供。さまざまな公共交通機関を組み合わせた行き方や各種情報を、多言語(日本語、英語、中国語〈簡体・繁体〉、韓国語、タイ語)で案内できる。そのほか、インクリメントP株式会社が提供する「MapFan API」で多言語による地図表記やスポット周辺検索などに対応でき、株式会社リクルートライフスタイルの「ホットペッパーグルメ」で飲食店の検索も可能になっている。

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