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アートでまちに元気を!神戸でストリートアートプロジェクト 第一弾は神戸市庁舎の外壁

2020/3/10(火)

2017年港都神戸芸術祭の関連プロジェクトとしてPOW!WOW!JAPANを開催した際のミューラル

Kobe Mural Art Project実行委員会は、神戸のまちを中心にミューラルアート(壁画)を増やすプロジェクトを仕掛ける。アートを楽しめる場所を増やすことで、アーティスティックな若者が世界中から集い、交流するまちを目指す。第一弾となるミューラルアートは、今秋に解体予定の神戸市役所2号館。
ミューラルアートはストリートアートのひとつ。神戸のまちに子どもから大人まで楽しめるアートを増やすことで、市民がアーティストを育てる文化が醸成されるまちを実現する。

第一弾として、4月に「神戸市役所2号館ありがとうプロジェクト」を開催する。今秋に解体予定の神戸市役所の庁舎である2号館は、1957年から60年以上、1995年の阪神淡路大震災から25年間、市職員や市民に親しまれてきた建物だ。神戸のまちとともに歴史を刻んできた建物への感謝の思いを、市職員や市民とともに華やかなアートで表し、別れを惜しむ。

プロジェクト発起人の神戸市建設局長 三島功裕氏(左)と神戸市企画調整局つなぐ課 特命課長  秋田大介氏(右)



具体的な内容として、2号館の南北の壁(約10m×30mの大きな壁面2カ所)にミューラルアートを描き、庁舎内でストリートアートのカンファレンスを開催する。お別れのメッセージを書く場の設置や、庁舎内で水鉄砲にカラーインクを入れて撃ちあうイベントの開催を予定している。

「アートを楽しんだり、活かしたりする場所がたくさんでき、アーティストの活躍の場が増え、そしてアートに対価が支払われることで、アート活動で暮らせる人たちが増えれば、日本はもっと豊かになると思います。このプロジェクトがきっかけとなって、自治体など公的部門がそこに門戸を開いてくれたらおもしろくなると思います。そして、今、コロナの影響で漂う閉塞感に風穴を空けたいです!」(実行委員会代表・秋田大介氏)。

「Kobe Mural Art Project」では、一緒にプロジェクトを盛り上げてくれる仲間を募集中。

https://camp-fire.jp/projects/view/222104

POW!WOW!JAPANでのミューラル制作風景、左Jeff Gress & Jasper Wong、 右Luise Ono

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