Rocrich社は、三菱ロジスネクストの米国子会社であるMitsubishi Logisnext Americas,Inc.(以下、MLA)と、ドイツのユングハインリッヒ社との折半出資により設立した合弁会社だ。

北米地域での各種物流機器の生産・販売・サービスを担当するMLAは、2005年からユングハンリッヒ社と協業関係にある。2019年に合弁会社MCJ Supply Chain Solutions LLCを設立させ、ユングハインリッヒ社製AGVを共同で販売してきた。また、MLAでは、三菱ロジスネクストグループ独自のRocla(ロックラー)ブランドのAGV製品も並行して販売している。
さらに、Rocrich社では、ユングハインリッヒとRoclaの両ブランドを総合的に取り扱い、標準仕様から特別仕様まで幅広い種類のAGVや自動フォークリフトを提供する。くわえて、同社は、今後見込まれる市場の拡大に対応するため、営業やAGV製品の据え付け、アフターサービスなどの各分野において人員補強を行う予定だ。

なお、Rocrich社は、業界をけん引してきた両ブランドが生み出す知恵と専門性を結集し、製品やサービスの一層の拡充を図るという。さらに、三菱ロジスネクストグループは、今回の新会社の営業開始により、同地域の物流インフラが抱える課題解決へのさらなる貢献を目指すと述べている。

(出典：三菱ロジスネクスト Webサイトより)