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累計調達額約91億円 Luup、合計約45億円の資金調達実施

2023/4/27(木)

株式会社Luup(以下、Luup社)は、約38億円の第三者割当増資および約7億円の銀行借入・リースを合わせ、計約45億円の資金調達を行った。今回の調達によりLuupの累計調達額は約91億円となる。

今回の第三者割当増資は、Spiral Capital株式会社(以下、Spiral Capital)をリード投資家として実施された。さらに、既存投資家であるANRI株式会社(以下、ANRI)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、森トラスト株式会社等が追加出資を行っている。

くわえて、新規投資家として、三井不動産株式会社のCVCである31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースⅠ合同会社、三菱UFJ信託銀行株式会社等も参画している。また、銀行借入・リースについても、複数の新規行および新規リース会社との取引を開始しているという。

なお、Luup社は、調達した資金を活用し、7月1日の改正道路交通法の施行に向けて安全対策の強化や新しい交通ルールの啓発に一層注力する。そして、ポートの拡大や車両・アプリの改善を通じて、事業をさらに拡大させていくと述べている。

▼関係者のコメント
■Spiral Capital パートナー 千葉貴史氏のコメント

前回ラウンドに引き続き、今回ラウンドでもリード投資家として追加出資させて頂きました。その理由はひとえに、Luupが、真に「社会インフラ」を作り上げようとしている稀有な会社だからです。交通インフラとも呼べるサービスを作り上げるには、ユーザー、地権者、自治体、関係省庁、投資家、世論など数多くの利害関係者を味方につけていく必要があり、それは並大抵な道のりではありません。
Luupは、2021年4月の電動キックボード事業の開始以来、岡井さんをはじめとする経営チームの強力なリーダシップの下、圧倒的な速度でポートを開拓し、関係省庁と協力しながら安心安全な仕組み作りを推進し、ユーザーに愛され日々利用されるプロダクトとなり、電動マイクロモビリティ領域において圧倒的なポジションを築くまでに至りました。今年7月1日からは、さらなる利便性の向上が期待できる改正道路交通法の施行も予定されており、今後益々、人々の日常生活を豊かにする交通インフラとして進化していけるものと期待しております。

■ANRI Principal 中路隼輔氏のコメント

当初描いていたことを年々社会実装していくLuupチームを長く見させていただき、その実行力に今後も期待を込めて、今回も追加投資させていただきました。
アイデア段階のディスカッションからはじめ、最初の資金調達以降、今回の資金調達まで現状全てのラウンドで追加投資をさせていただく機会をいただき光栄です。
“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というのはまだまだこれからです。期待してます。

■31VENTURES 三井不動産 執行役員 ベンチャー共創事業部長 金谷篤実氏/グローバル・ブレイン Director 松尾侑紀氏のコメント

Luupとはマンション居住者様専用のモビリティシェアサービスの提供など日々の移動をより便利にすることによる利用者の満足度向上はもちろん、不動産そのものの価値向上を目指して一緒に事業に取り組んでおります。また、新たな移動手段の提供だけではなく、マイクロモビリティによる新しい街づくりを行うという思いに共感し、今回出資させていただきました。
今後は魅力ある街づくりを行うパートナーとして、Luupの“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というミッションの実現を支援していきます。

■Luup代表 岡井大輝氏のコメント

Luupでは、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”をミッションに、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を東京・大阪・京都・横浜・宇都宮・神戸で提供しています。ポート数は電動キックボードの導入開始から2年ですでに3000を超え、今後は地方都市への進出も更に強化していきます。かつて鉄道会社が路線を敷いた後にその沿線で都市開発を行ったように、駅から離れた不動産にLUUPのポートをつくることで、そのポートを起点に周辺不動産の価値向上に貢献をすることを目指しています。今回、不安定な市況の中でもこの規模の資金調達が実現できたことは、未来に必要な持続性のある交通インフラとしてのLUUPの価値をご評価いただけた結果だと考えており、大変うれしく思います。

本年7月1日に予定される改正道路交通法の施行を経て、電動マイクロモビリティの利用者は更に増えることが見込まれます。現在多くの不動産オーナー・自治体・企業からお問い合わせを頂いておりますが、事業拡大のためには業界のリーディングカンパニーとしての責任を果たし、安全性の向上と正しいルールの啓発に取り組むことが重要と考えています。

Luupのメンバーも全社では60名を超えましたが、社内ではソフトウェア開発、ハードウェア開発、プロダクト開発、地元連携、ポート拡大、オペレーション構築、コーポレートといった機能ごとに、それぞれ少数のプロフェッショナルが連携して事業を開発・運営しています。今後とも少数精鋭であることは維持しながら、新しい交通インフラをつくっていく組織を目指して参ります。50年後に過去を振り返った時に「LUUPがあったからこの街ができたんだね」と言われる、そんな街をつくるためにも、一緒にLUUPをつくりたいと思ってくれる方からのご連絡をお待ちしております。

引き続き、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というミッションの実現のためにLuupチーム一同全身全霊で取り組んでまいりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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