マクニカら、自動運転EVバスを活用した四日市市のモビリティ実証に参加
2023/11/6(月)
株式会社マクニカ(以下、マクニカ)は11月1日、三重県四日市市で中央通りにおける魅力的なまちなかの実現を目指して自動運転EVバスを活用した実証実験への参加を発表した。
同取り組みは、マクニカ、三重交通株式会社、三岐鉄道株式会社、芙蓉総合リース株式会社、芙蓉オートリース株式会社、日本信号株式会社(以下、日本信号)、株式会社シー・ティー・ワイで実施する。
マクニカは、四日市市が「自動運転導入検討会議(2019年度発足)」で実施した自動運転車両を活用した実証実験等に参加している。4回目となる今回の実証では、近鉄四日市駅とJR四日市駅間を含む中央通りにおいて実施する。目的は、自動運転EVバスをはじめとするモビリティの活用や魅力的な目的地を可視化することを通じた賑わいの創出検証や自動運転社会実装に向けた課題を探ることだ。
また、同実証では、GAUSSIN MACNICA MOBILITY社の「ARMA(アルマ)」を2台運行。さらに、日本信号からの技術協力を受けて「信号協調」を行い、信号交差点付近での自動走行技術検証を実施する。くわえて、2台の車両内部には半透過型のディスプレイを設置し、プロモーション動画を配信することで移動価値の検証も実施するという。さらに、バス停付近ではAIが自動音声案内をしたり、乗車中の利用者の行動に合わせた音声案内を発信する検証を行うなど、より社会実装を意識した実証実験を行っていくとのことだ。
ほかにも、同社は、市役所内に遠隔監視センターを設け、より実用的な形に近づけていき、将来の自動運転社会実装やMaaS事業創出を見据えた実証実験と検証を行う。その一環の新たな試みとして、期間限定でCTYから提供するローカル5Gを活用した遠隔監視を実施することで、車室内外の映像品質の効果検証も行っていくという。
さらに、同社は、車両の走行データをマクニカ製遠隔モビリティ管理システム「everfleet(エバーフリート)」に連携させる。これにより、自動運転EVバスの走行情報をリアルタイムに離れた場所で確認することが可能になる。なお、同社は、このシステムを活用し、将来的に1人のドライバーで複数車両の管理が実現できるようになるなど、社会課題の働き手不足の解消を目指すと述べている。
(出典:マクニカ Webサイトより)