国交省、SIBを活用した前橋市のまちづくりを支援 専門家の派遣を実施
2021/10/22(金)
群馬県前橋市(以下、前橋市)と一般社団法人前橋デザインコミッションは、「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」を活用したスキームを構築した。国土交通省が10月19日付のプレスリリースで明かしている。
SIBとは、あらかじめ合意した成果目標の達成度合いに応じて支払額が変わる成果連動型民間委託契約方式(PFS)の一類型だ。外部の民間資金を活用し、官民連携による社会課題解決を目指す。同取り組みは、第一生命保険株式会社と連携し、地域コミュニティの再生やエリア価値の向上を図る民間まちづくりを支援する。SIBを導入することで、民間事業者の創意工夫を活かすとともに、民間事業者に対し事業開始前の資金提供が可能だ。さらに、民間まちづくりの一層の進展が期待できる。
こうしたまちづくり分野において、SIBを活用することは全国初の取り組みだ。国土交通省は、前橋市の取り組みに対し、専門家の派遣などにより支援する。
なお、前橋市は、2024年3月までの事業を実施し、成果指標である歩行者通行量の増加を目指す。2021年10月末には、事業の一環として馬場川通りの自動車通過交通を制限した社会実験を実施予定だ。
(出典:国土交通省 Webサイト、および前橋市 Webサイトより)