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ヤフーら8社参加、地図最適化の広告ソリューションとネットワーク立ち上げ

2021/8/27(金)

マップボックス・ジャパン合同会社(以下、マップボックス・ジャパン)は、広告配信で連携する「マップアドネットワーク」を立ち上げた。8月24日付のプレスリリースで明かしている。

通信技術やデバイスの進化により、地図というメディアはより頻繁に利用され、重要な役割を果たすようになった。それにも関わらず、単体の地図サービスでは十分な広告収益をあげる規模には足りておらず、広告による収益機会が限定されるという業界共通の課題を抱えている。

マップボックス・ジャパンは、地図開発プラットフォームを提供している。地図が持つ潜在的なメディア価値を最大限活かせるよう、地図に最適化した広告ソリューションを新たに開発した。さらに、地図サービス事業者7社とともにマップアドネットワークを立ち上げる。参加したのは、ヤフー株式会社、株式会社ゼンリン、ジョルダン株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、株式会社駅探、インクリメントP株式会社、株式会社マップルの7社だ。

合わせて、マップアドネットワークへ配信する「Mapbox広告プラットフォーム」を独自開発。地図ネイティブ広告を提供する「Mapbox広告」のベータサービスを開始した。目標は、1年以内に3000万ユーザーへのリーチだ。

マップアドネットワークでは、各ユーザーへ最適な広告を提供できる。同ネットワークに参加することで、掲載する広告の量が増加し、質にも多様性が生まれる。これにより、各ユーザーへ最適な広告を提供し、地図サービスにおける広告収益の向上が期待される。

また、広告主は、共通化された広告フォーマットを用意することで、参加企業が提供する複数の地図サービス上に同時に広告を配信することができる。これにより、効率よく、多くのユーザーへ広告を届けることが可能だ。なお、マップボックス・ジャパンは、今後Mapbox広告とユーザーとの最適な接点を目指して、プロダクトの開発を進めると述べている。

■ヤフー株式会社 検索統括本部 企画デザイン2本部 本部長 / マップユニットマネジャー出口 謙一氏のコメント

「マップボックス広告に関しては、テスト段階から一緒に取り組ませていただいておりました。地図上で表現される新しい広告ということで非常にチャレンジングかつ可能性を感じるものでした。身近な情報ほどいまだにデジタル化されておらず、メディアサービスとしても、事業としても、ローカル領域は大きな可能性を秘めていると認識しております。パートナーの皆様と力を合わせて盛り上げていきたいと思います。」


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