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パイオニア、子会社の地図事業をPIPホールディングスに譲渡

2021/3/16(火)

パイオニアは10日、地図事業を営む完全子会社インクリメント・ピーの全事業を、ポラリス・キャピタル・グループが運営するポラリス第5号投資事業有限責任組合等の保有する特別目的会社PIPホールディングスに対して譲渡すると発表した。

インクリメント・ピーは1994年に創業した。当初の目的はパイオニアのカーナビ向けの地図データ開発だったが、カーナビ以外でも幅広いユーザーに地図や位置情報サービスを提供している。

今回の譲渡により、インクリメント・ピーはより幅広い用途に向けた地図データ及び関連サービスの開発など地図事業におけるさらなる成長を図る。同時にパイオニアは、新成長戦略の下でソリューションサービス企業への変革を一段と進める。また譲渡する事業は、インクリメント・ピーの全事業、および関連するパイオニアが保有する知的財産権を含めた関連する権利義務だ。

なお事業譲渡後もパイオニアとインクリメント・ピーとの間の協業関係は、パイオニアと買主との間で維持され、パイオニアと買主が相互に協力することにより、両社の企業価値向上を目指すという。インクリメント・ピーの全事業は買主に譲渡され存続し、事業内容の変更はない。
(出典:パイオニア Webサイトより)

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