三菱商事と野村不動産、スマートシティ開発へ ベトナム・ホーチミンで推進
2020/1/27(月)
三菱商事株式会社(以下、三菱商事)と野村不動産株式会社(以下、野村不動産)は共同で、ベトナム最大手の不動産デベロッパー Vinhomes 社(以下、VH社)が推進する大規模開発事業「Grand Park プロジェクト」(以下、「GP プロジェクト」)内の分譲住宅事業に参画すると発表した。場所はベトナムのホーチミン市で、2020年上期販売開始、2022年上期に竣工・引き渡しの予定。先端技術や設備を導入し、スマートシティ化を推進する考えだ。
GP プロジェクトは VH 社が進めている全体敷地約271haのタウンシップ開発(2023年に全区画完成予定)で、オフィス・住宅・スポーツ施設・商業施設・学校・病院・公園などの都市機能を充実させ、居住人口20万人が集う街を創造するプロジェクト。GP プロジェクトは、ホーチミンシティ9 区に位置し、ホーチミン中心部から直線距離で約20㎞(車で約40分)にあり、ロンタインハイウェイ・ハノイハイウェイ・環状3号線(2021 年開通予定)等の道路ネットワークの更なる整備が進む交通利便性に優れた立地に所在する。また、ホーチミン市は 9 区とその周辺に工業団地などの積極的な誘致を進めており、引き続き人口増加に伴う住宅需要が見込まれる。三菱商事と野村不動産は、GPプロジェクトの第2期開発に参画する。プロジェクトを推進するVH社は、ベトナム最大手の複合企業 Vingroup 社傘下の中核企業で、同国最大規模の不動産会社として主に住宅分譲事業、賃貸管理事業、住宅賃貸事業を手掛けている。また、近年は新たに自動車事業やスマートフォン事業に参画するなど新たな分野にも積極的に展開している。
野村不動産は同社の発表によると、「ベトナムの中間層向けに、質が高く、地域に最適な住宅を提供することを目指します。また、先端技術や設備の導入を図り、まち全体のスマートシティ化を推進し、経済面だけでなく、社会面や環境面への貢献を実現してまいります」と述べ、スマートシティの構築に意欲を示している。
■プロジェクト概要
敷地面積: 260,000 ㎡延床面積: 793,600 ㎡
棟数: 21 棟
総戸数: 1万戸超
スケジュール: 販売開始 / 2020 年上期(予定)
竣工・引渡 / 2022 年上期(予定)