名古屋初、BMW社の電気自動車ハイヤーが登場 名鉄交通第三
2024/7/24(水)
環境への配慮と高級感の両立を目指すタクシーの新たな取り組みが、名古屋の交通業界で始まっている。名古屋鉄道株式会社は、名鉄タクシーグループの名鉄交通第三株式会社が、BMW社の最新電気自動車(EV)をハイヤーとして導入したことを発表した。この取り組みは、持続可能なモビリティサービスへの移行と、高級志向の顧客ニーズへの対応を同時に実現しようとする取り組みとして注目を集めそうだ。
名鉄交通第三株式会社(名古屋市中川区)は、2024年7月19日よりBMW社の電気自動車(EV)ハイヤーを導入した。環境負荷軽減と富裕層向けサービス強化を目的とした取り組みだ。名古屋鉄道によると、BMWの最新電気自動車(EV)をハイヤー・タクシー車両として導入するのは名古屋交通圏で初の取り組みとしている。
導入されたのは、BMW社の「i5 eDrive40 Excellence」1台。2023年に販売開始された高級EVセダンで、名古屋鉄道によると、「スポーティーかつエレガントなデザイン」を特徴とする。後部座席は「ラウンジ感を演出する設計で、ワンランク上の快適性を実現」(同)。また、内装には100%植物由来のヴィーガンレザーを使用し、環境配慮と高級感を両立させている。同社は、この車両により「より快適な移動時間をお過ごしいただけます」(同)としている。
名鉄タクシーグループでは、すでに地域最大とする57台のEVタクシーを導入しており、。今回のEVハイヤー導入をさらなる環境対策の一環として「当地域におけるカーボンニュートラル実現に向け、『移動をLEAD』していく」としている。
新たに導入されるEVハイヤーは完全予約制で、最大4名まで乗車可能。利用方法や料金については、名鉄交通第三株式会社のハイヤー営業基地に要問い合わせ。