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EVトラック向けバッテリー交換 MFTBCらが共同実証に関する契約締結

2023/7/28(金)

「eCanter」とAmple社の
バッテリー交換ステーション

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)は7月26日、米国Ample Inc.(以下、Ample社)と、日本国内におけるEVトラック向けバッテリー交換技術の共同実証に関する契約締結を発表した。
今回の実証の目的は、MFTBCの電動化ソリューションとAmple社のバッテリー交換技術を融合させることだ。初期の実証では「eCanter」新型モデルを使用する。
また、同実証では、Ample社のモジュールを装着した「eCanter」がAmple社のバッテリー交換ステーションに入庫すると、ロボットが自動でバッテリーを交換する仕組みだ。バッテリーの交換時間は5分を目標にしているという。両社は、今回の取り組みを通じて、ユーザーの反応、同技術の拡張性、日本における将来的な商業化の可能性を検討する。日本国内での試験車両の走行は、今冬に実施する予定だ。
くわえて、MFTBCとAmpleは、同技術を用いて、中距離輸送・ラストマイル配送におけるニーズに対応するソリューションの確立を目指す。さらに、両社は、今回の実証において、バッテリー自体を交換してEVトラックの稼働可能時間を大きく高めることで、充電時間の長さによるダウンタイム(非稼働時間)の長さという課題を解決する。同時に、物流業界のEVシフトを後押しすることを目指すという。なお、MFTBCは、Ample社のようなパートナーとの協業を通じて、今後も革新的な製品・サービスの開発に取り組んでいくと述べている。

バッテリー交換技術
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(出典:MFTBC Webサイトより)

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