みちのりHDら、レベル4の自動運転による営業運行を2月3日より開始
2025/1/28(火)
株式会社みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)は1月24日、特定自動運行旅客運送による営業運行を2025年2月3日より開始することを発表した。専用道区間約6.1kmにわたってレベル4の自動運転を行う予定だという。
茨城交通株式会社は2024年12月18日、ひたちBRTにおいて特定自動運行を行うため、茨城県公安委員会から営業車両としては国内で初めて、道路交通法に定められた特定自動運行許可を受けた。さらに、2025年1月24日には、旅客自動車運送事業の計画に係る変更申請を茨城運輸支局に届出を行い、認可を受けている。今回の取り組みは、この認可を受けて開始するものだ。
また、今回の取り組みは、2018年度から経済産業省および国土交通省の支援を受け、みちのりHD、国立研究開発法人産業技術総合研究所、先進モビリティ株式会社、一般財団法人日本自動車研究所、株式会社日本総合研究所とともに取り組んできた事業成果だ。くわえて、専用道区間約6.1kmにわたるレベル4の自動運転は、リリース発表時で国内最長距離でのレベル4運行であり、国内で一般的に使用される中型バスのレベル4自動運転としての営業運行は国内初となる。
なお、同社は、レベル4での走行実績を積み重ね、技術開発をさらに進めることで今後バス車内に茨城交通の関係者が乗車しない、国内初の車内無人での路線バス営業運行を26年度中に実施することを目指す。さらに、この成果を一般道路へも拡張することで、面的・集約的に自動運転で運行する地域を目指し、持続的なサービスの提供を目指すと述べている。