JRら123社導入 障害者手帳アプリ「ミライロID」の利用可能場所拡大
2021/3/12(金)
ミライロは10日、障害者手帳アプリ「ミライロID」がJRなど123社の鉄道会社でも利用できるようになることを発表した。鉄道会社により採用時期は異なるが、13日から利用場所が大きく増加する。
ミライロは2019年7月、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などを登録できる障害者手帳アプリ「ミライロID」をリリースした。公共機関や商業施設など「ミライロID」を本人確認書類として認めている事業者では、障害者手帳の代わりに提示することで割引などが受けられる。 今回鉄道会社が一斉導入した背景には、「ミライロID」ユーザー271名を対象として2021年2月にアンケートの調査結果がある。この調査では179名が「障害者割引をよく利用する場所」として「公共交通機関」と回答し、最も利用頻度が高いことが判明した。
また、同アンケートの「ミライロIDについての要望」という質問では、160件の要望のうち87件が「ミライロIDが使える場所が広まってほしい」と回答し、さらにそのうちの24件が鉄道会社名や地域を指定した要望であったという。
ミライロ代表取締役社長である垣内俊哉氏のコメント 「今回、鉄道会社での導入が増えることで、使える場所が大幅に拡大します。これを機に認知度がぐっと高まり、より多くの場所でご導入いただけることを願っています。また、障害のある方はぜひミライロIDをダウンロードの上、積極的に活用していただけますと幸いです。今後も、ユーザーの皆さま、ご導入いただく事業者の皆さまと共に、ミライロIDを通して、誰もが自由に外出できる未来を創造して参ります。」(一部抜粋)