使用済みバッテリー活用 三菱自動車ら、自律型街路灯の実証開始
2023/4/27(木)
三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)とMIRAI-LABO株式会社(以下、MIRAI-LABO)は、PHEVの使用済みバッテリーを活用した自律型街路灯を設置し、4月24日から実証実験を開始した。
自律型街路灯は、日中に太陽光で発電した電力を電動車の使用済みバッテリーに蓄電し、夜間にその電力でLED照明を点灯させるものだ。同実証では、2024年度内の販売開始を目指し、使用時のバッテリー等のデータを取得する。そして、不日照日数の検証等を行う予定だ。同実証は、愛知県岡崎市(以下、岡崎市)にある岡崎製作所の所内で実施する。岡崎市は、2022年11月に環境省より脱炭素先行地域に選定された。また、同市と三菱自動車は、2022年6月にカーボンニュートラル社会の実現に向けた連携協定を締結している。今回の実証はこの連携の一環だ。実証で得られた実績やノウハウは岡崎市と共有し、さらなる連携に向けて活用されるという。
なお、三菱自動車は、電動車のパイオニアとして培ってきた知見を生かしバッテリーのリユースに取り組むと共に、岡崎市との連携を推し進め、脱炭素社会の実現に貢献していくと述べている。
■岡崎市長 中根康浩氏のコメント
自律型街路灯は先行地域事業にも位置付けており、街行く人々の目に触れ、実際に体感していただける「目に見える脱炭素」として非常に大きな取り組みと考えております。岡崎市から全国へ広く普及していくことを期待しております。
(出典:三菱自動車 Webサイトより)