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ペロブスカイト低温下実験、北電ら実施 寒冷地適応の施工・管理方法開発へ

2025/8/7(木)

ペロブスカイト太陽電池(左)
北海道電力の実証施設(右)
(赤枠のエリアの窓および外壁面に設置)

三菱HCキャピタル、エネコートテクノロジーズ、北海道電力は8月6日、ペロブスカイト太陽電池を活用した共同実証契約を締結し、2025年8月から共同実証実験を開始すると発表した。

同実証では、低温環境下におけるペロブスカイト太陽電池の耐久性や発電特性に関する恒温恒湿室※を用いたラボ試験と、実際の利用環境に近い実験施設での1年間にわたるフィールド試験を実施。これにより、積雪寒冷地にも適応可能な施工・管理方法を開発するという。

具体的な予定としては、2025年8月~11月に北海道電力の恒温恒湿室を用いた低温環境下(約-25℃)におけるペロブスカイト太陽電池の発電特性等に関するラボ試験を実施する。そして、2025年11月~2026年10月に北海道電力の実験住宅において、窓および外壁面に設置したペロブスカイト太陽電池の発電特性等に関するフィールド試験を行う予定だ。

なお、3社は、同実証を通じて、発電特性の把握や施工方法のノウハウを獲得し、ペロブスカイト太陽電池の社会実装をけん引することで、脱炭素社会に貢献すると述べている。

※ 温度と湿度をコントロールし、任意の環境を作り出す部屋(プレスリリースより)

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