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三菱ふそうが自動追尾型EVごみ収集車の実証実験を実施

2024/8/16(金)

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)は8月7日、電気小型トラック「eCanter」の新型モデルをベースに、自動追尾型EVごみ収集車を開発。環境省の実証事業に参画し、川崎市内で実証実験を行った。次世代型EVごみ収集車の実用化に向け、着実な一歩を踏み出す。
環境問題への対応が急務となる中、EVトラックの開発は輸送業界の脱炭素化に向けた重要な取り組みのひとつである。MFTBCは、環境省が実施するEVごみ収集車を使用したごみ収集作業におけるCO2削減効果を検証する事業へ参画。自動追尾型EVごみ収集車の実証実験を川崎市内で実施した。

今回の実験では、MFTBCが電気小型トラック「eCanter」の新型モデルをベースに開発した自動追尾型EVごみ収集車「eCanter SensorCollect」を使用。本車両はSAEレベル2の運転自動化機能を搭載しており、ドライバーの後を自動で追尾し、遠隔操作も可能だ。これにより、ドライバーの乗降回数を減らし、作業時間の短縮と肉体的負担の軽減を実現する。

また、積載ごみの重量や体積、投入個数をセンサーで感知し、その情報をごみ処理施設へインターネット経由で送信するごみ情報共有システムも開発。ごみ処理施設まで含めた全体の運用効率化・高度化における効果も検証された。

MFTBCは、今回の実証実験の検証を踏まえ、環境省と合同で次世代型EVごみ収集車の実用化を進めていく。さらに、高度な先進技術を備えたEVトラックや自動運転トラックの開発を継続し、輸送を取り巻くあらゆるニーズに対応する車両の開発に取り組んでいく方針だ。

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