三井物産、電池サービス展開のNEoT社への出資参画 モビリティ電動化へ
2023/11/8(水)
三井物産株式会社(以下、三井物産)は11月7日、総合的な電池サービスを展開するNEoT Capital SAS(以下、NEoT社)の株式約33%取得を発表した。
NEoT社は、電動モビリティに対して“Battery as a Service(バッテリー・アズ・ア・サービス 以下、BaaS)”と呼ばれる総合的な電池サービスを展開している。ほかにも、バス・トラック・船舶といった大型商用モビリティ向けに、電池システムや車両、充電インフラなどへの定額制リースを含む、幅広いアセットマネジメントサービスを提供中だ。2023年10月末時点で、欧州市場を中心に、EVバス約350台(電池容量:約12万kWh相当)、EV用充電器約6000基の資産を管理・運営している。また、三井物産は、“BaaS”の推進を通じた「電池のエコシステム」の形成に取り組むという。例えば、使用済みとなった車載用電池の定置型蓄電池としてのリユースや、廃電池のリサイクルを通じた電池材料の回収などだ。なお、同社は、今回の取り組みを通じて、都市交通・鉱山・港湾・物流施設などにおけるモビリティの電動化によって脱炭素化を推進し、環境と調和した社会づくりに貢献していくと述べている。
(出典:三井物産 Webサイトより)