三井不動産ら、移動式ユニットを活用したHUBHUBプロジェクト始動
2021/11/19(金)
三井不動産株式会社(以下、三井不動産)、および三井不動産グループの株式会社ShareTomorrow(以下、ShareTomorrow)は、移動式ユニットを活用し、遊休不動産にリアルに集う場所を創出する「HUBHUB(ハブハブ)プロジェクト」を始動した。11月18日付のプレスリリースで明かしている。
都市部には、狭小地や使用期間が短期間に限られる土地など、活用が困難な不動産が数多く存在する。また、ライフスタイルが多様化し、生活者が要望する機能も幅広くなってきている。同プロジェクトでは、移動可能でフレキシブルに大きさや機能を変更することができる施設を開発する。これにより、利便性に優れたにぎわいあふれる拠点を創出し、市街地空洞化を解消する。そして、人々の暮らしをより豊かで快適なものに変え、新しい暮らし方の提案をしていくことを目指す。
また、同プロジェクトの実証実験施設として、「HUBHUB日本橋人形町」を11月22日にオープンする。同施設のコンセプトは、宿泊ユニット「GUEST ROOM」、パーティールームユニット「BBQ KITCHEN」、プールユニット「BADE POOL」の3種類のユニットを組み合わせた「遊べる宿泊施設」だ。都心部の移動型宿泊施設としては、唯一営業している。
また、移動式ユニットは、貸切利用可能な施設であるため、他のユーザーの目を気にすることなく、家族やグループで寛いだ時間を過ごせる。さらに、BBQ食材のデリバリーや出張シェフの手配など、プレミアムなサービスも予定しているという。
なお、同社は今後、同社グループが取り組むモビリティサービス等の諸事業と組み合わせることで、よりユーザーの利便性を高める新たな体験価値の提供を目指すと述べている。