MobiSavi、三菱HCキャピタルと提携 EV普及と資源循環目指す
2025/6/4(水)
MobiSaviは6月2日、三菱HCキャピタルとの業務提携契約締結を発表した。今後EVの普及と適切なリパーパス※などの資源循環(以下、サーキュラーエコノミー)の実現を目指すという。
両者は、今回の提携により、三菱HCキャピタルが保有する社有車の走行データおよびバッテリーデータを活用し、MobiSaviがバッテリー寿命を高精度に推定・評価する実証実験を実施する。ほかにも、適正なバッテリー評価手法に基づいた経済価値(使用価値)を残価として反映した新たなEVリースモデルの構築、中古EVから取り外したバッテリーを定置型蓄電池として再利用するなどのバッテリーの活用を広げる新たなビジネススキームの創出も行うとのことだ。
なお、両社は、企業の脱炭素経営の支援と再生可能エネルギーとの連携も視野に入れた蓄電インフラの構築を進め、EVのライフサイクル全体における価値最大化とサーキュラーエコノミーの実現に向け、継続的に連携していくと述べている。
※ 製品における使用(一次利用)を終えたものを、目的を転じて別の製品に組み込んで再度活用すること