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MONETら、医療MaaSの実証実験を三重県で実施 マルチタスク車両を活用

2022/10/17(月)

MONETらが使用する
マルチタスク車両の外装

MRT株式会社(以下、MRT)は、株式会社オリエンタルコンサルタンツ(以下、オリエンタルコンサルタンツ)らと連携し、医療MaaSの社会実装を視野に入れた新しい取り組みを10月6日から11月末まで実施する。10月6日付のプレスリリースで明かした。

同実証実験は、三重県中山間地域6町で2021年度に実施した「オンデマンド医療MaaS」の実証実験を踏まえたものだ。オリエンタルコンサルタンツ、MONET Technologies株式会社、大日本印刷株式会社、および三重広域連携スーパーシティ推進協議会と連携する。



​MRTは、内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省が連携して選定する令和4年度スマートシティ関連事業のうち、経済産業省「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(地域新MaaS創出推進事業)」の実証事業に関わる受託事業者に選定されている。

同実証実験は、さまざまな用途に利用可能なマルチタスク車両を活用して、車両内で医療サービスと行政サービスを提供する。さらに、公的施設の活用や薬剤の配送との連携による取り組みの有効性を検証する。

具体的には、三重県大台町の報徳診療所、および近隣の薬局の協力の下、町内の集会所などを巡回するマルチタスク車両を用いて、オンライン診療からオンライン服薬指導、薬剤の配送まで、医療に関する一連の流れを検証する。また、車両内で、マイナンバーカードの申請などの行政に関するオンライン手続きを行えるようにする予定だ。

なお、MRTは、マルチタスク車両が地域住民の社会基盤(インフラ)としての役割を担う存在になるよう、「医療・行政・交通」の視点で医療MaaSの社会実装に向けた検証を行うという。そして、過疎化や高齢化などが進む地域の医療・交通関連の課題解決を目指すと述べている。


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