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MONETら、医療MaaSの省人化・効率化などの実証を三重県で実施

2023/10/30(月)

マルチタスク車両

MRT株式会社(以下、MRT)は10月27日、医療MaaSの社会実装を視野に入れた新しい取り組みを三重県の大台町や度会町などで実施すると発表した。株式会社オリエンタルコンサルタンツ、MONET Technologies株式会社、大日本印刷株式会社、および三重広域連携スーパーシティ推進協議会と連携して実施するという。

MRTは、経済産業省「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(地域新MaaS創出推進事業)」の実証事業に関わる受託事業者に選定された。今回の取り組みは、過年度に実施した「オンデマンド医療MaaS」の実証実験を踏まえて実施するという。



同実証では、「医療MaaSの省人化・効率化」、および「車両を活用した中山間地での地域拠点形成」による公共交通の負担軽減や地域の賑わい等に新たな効果を見出だせるかを検証する。また、実装を見据えさまざまな用途や需要に合わせ、適した車両を選択するとのことだ。実施期間は2023年10月27日~2024年1月末の予定だ。

具体的には、「医療MaaSの省人化・効率化(医療MaaSのさらなる深化)」については、三重県大台町や近隣地域(自治体)をフィールドに、普通車の活用や機器の高度化、医師間連携の視点で検証する。一方、「車両を活用した中山間地での地域拠点形成」については、買い物、医療など生活に必要なサービスを集め、地域拠点までの移動をサポートする。これにより、地域の賑わいの創造と公共交通の再構築の可能性を検証する。

なお、MRTは、過去の実証実験同様にMRTの人材プラットフォームを活用し、診療を担当する医師、オンライン診療の補助を行う看護師の紹介を行う。さらに、モビリティの中でのオンライン診療システムの提供をするほか、訪問診療でのオンライン診療システムの提供も行うと述べている。


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