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音声で自動運転タクシーを呼び出し 平城宮跡で社会実験

2021/1/22(金)

平城宮跡歴史公園で取り組んでいる「スマートチャレンジ」において、PerceptIn Japan合同会社(以下、パーセプティン)は、株式会社マクニカおよび株式会社コトバデザインと共同で、「音声によるマイクロ・ロボットタクシー Mopiの呼び出し」の社会実験を実施する。
「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」は、スマートシティの取り組みの一環として、AIやIoTなどを活用し、公園の抱える課題の抜本的な解決や、公園利用者サービスの創出などによる一層の魅力向上を目指す取り組み。

パーセプティンは、独自のソフトウェア技術によって、LiDARや高精度3Dマップを使用しない超低コストの自動運転ソリューションを開発した。この自動運転ソリューションを活用したマイクロ・ロボットタクシー Mopi(以下、Mopi)は、地方の地域住民の生活交通や観光スポット間の移動手段としてのマイクロモビリティ。Mopiは目的地までの最適なルートを選択して走行する。

呼び出しの仕組み

呼び出しの仕組み



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■高齢者にも使いやすく

昨年度の「スマートチャレンジ」でもパーセプティンはマクニカと共同で自動運転モビリティの実証を行った。その際に社会実装への期待が確認できた反面、いくつかの課題が明らかになったという。その一つは、オンデマンドで利用できるモビリティサービスへのニーズがある一方で、特にMopiのメインターゲットである高齢者にとってアプリでの呼び出し操作が難しいことだ。

そこで、コトバデザインの対話エージェントを活用し、自然な会話のように誰でも簡単に呼び出しができる仕組みを開発した。音声による呼び出し指示を受けたMopiは、自動的にユーザーが待つ場所へと向かう。

今回の検証では、平城宮跡歴史公園(奈良県)の朱雀門ひろばに、病院や駅などの仮想のスポットを設定し、会話端末を設置する。その端末と会話して呼び出すことによって、利用者が待つスポットにMopiが迎えに来る。利用者が乗車し、車内のタッチパネルで認証を行うと、Mopiは指定した目的地に向かう。

対話のイメージ

対話のイメージ



期間は1月28日から31日まで、先着順で「会話での呼び出し」と「自動運転車の試乗」の無料体験ができる。また、今回の実証実験では損害保険ジャパン株式会社が⾃動運転実証実験のリスクアセスメントを実施した。

この実証実験を通じて対話エージェントの認識精度を検証するほか、体験者のアンケートから、会話での呼び出しの体験価値や、自動での迎車を含む自動運転車の乗車体験の価値をはかる方針だ。

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