南海電鉄ら、エンタメ核にデジタル融合のまちづくり開始
2025/3/6(木)
南海電気鉄道(以下、南海電鉄)など4社はまちづくりプロジェクト「デジタルエンターテインメントシティ構想NAMBA」(以下、NAMBA)を開始すると2月21日、発表した。大阪・関西万博の開催を機にリアルとデジタルが融合する未来の都市体験を提供し、大阪・なんばを世界に誇るデジタルエンタメの中心地に進化させるという。
南海電鉄、グループ会社でeスポーツによる社会課題の解決を図るeスタジアムと、空間コンピューティングのMawari、メタバース開発など手掛けるMeta Osakaの4社でNAMBAを推進する。クロスリアリティやブロックチェーンを活用したデジタル空間構築、スマートシティと都市インフラの整備などを計画している。なんばエリアを次世代エンタメの発信拠点とし、デジタルエンタメと現実世界が融合したまちづくりも推進する。AIを活用した「3Dガイドシステム」は訪問者がデジタルの3Dガイドとリアルタイムで対話しながら、なんば駅前、なんばパークスや通天閣などの観光スポットを視覚的に分かりやすく案内する。
また、AIエージェントとリモートワーク技術の活用による各人のライフスタイルに沿った働き方支援や、スマートフォンに代わる技術革新を通じた新しい都市体験の提供も目指す。
南海電鉄は22年にeスタジアムを設立してeスポーツ事業に参入し、Meta Osakaと協業するなど、エンタメを通じた、なんばエリアの魅力づくりに力を入れている。NAMBAプロジェクト始動によりエンタメを核にした未来都市の創造を進めていく方針という。