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AIで横断歩道検知 ナビタイム、事前に注意喚起する機能提供開始

2023/5/29(月)

株式会社ナビタイムジャパンは、ドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」で、道路標示・標識や横断歩道内の歩行者を検知して、事前に走行速度を注意喚起する機能を5月26日より提供開始する。

運転者には、横断歩道手前での減速義務や停止義務がありますが、横断歩行者等妨害等違反の取締件数は年々増加しており、2022年には約34万件で、2018年に比べて約1.9倍となっている※1。また、信号機のない横断歩道で、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は39.8%で、約6割の車は停止していない、という調査結果もある※2。

※1 警察庁ホームページより。
※2 一般社団法人日本自動車連盟 「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2022年調査結果)」より。

同機能は、ドライブレコーダーで撮影している映像を画像認識AIでリアルタイムに解析し、道路標示・標識や、横断歩道内の歩行者を検知して、事前に走行速度を注意喚起するというものだ。走行中に道路に書かれた道路標示の「ダイヤマーク」(横断歩道又は自転車横断帯あり)を検知し、AR表示と「この先、横断歩道があります。スピードにご注意ください」という音声で注意喚起する。

さらに、同機能は、信号機のない横断歩道で道路標識の「横断歩道・自転車横断帯」と横断歩道内に歩行者がいるかどうかを検知し、警告音で注意喚起する。くわえて、同機能は、Android OS向け「AiRCAM」で先行対応し、iOS向けにも7月頃の対応を予定しているという。

なお、同社は、横断歩道に気づかないケースや、歩行者や自転車が横断しようとしている時には一時停止をして道を譲らなければならない、という交通ルールを徹底できるよう、事前の注意喚起や、歩行者を認識した警告音の発信をすることで、ドライバーの法令順守や歩行者との交通事故削減に寄与できればと述べている。

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