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New Ordinary、ORDEN連携のAI観光案内「めぐろっと」実証開始 万博を機に西日本6府県へ周遊促進

2025/8/8(金)

名古屋のスタートアップNew Ordinaryは、大阪府が整備する大阪広域データ連携基盤(ORDEN)と連携したAI観光案内サービス「めぐろっと」の実証事業を2025年8月6日より開始。同社のAIサービス「NOSPOT」をベースに開発し、個人の趣味嗜好や状況に応じて最適な観光スポットや周遊ルートを提案する。大阪・関西万博を契機に、西日本6府県への広域的な観光周遊促進を目指す。

「めぐろっと」は、ORDENに掲載されている大阪府内の観光スポットやイベント情報をリアルタイムでデータ連携し、サービスに活用する。利用者は、自身の趣味嗜好や空き時間、利用したい交通手段などを入力するだけで、AIがそれらの情報と混雑状況などを加味し、パーソナライズされた目的地や複数の府県をまたぐ広域周遊ルートの提案を受けることができる。

本実証事業の対象エリアは、大阪府に加え、石川県、滋賀県、奈良県、鳥取県、高知県の5県を含む西日本6府県。大阪・関西万博で増加が見込まれる観光客を各地域へ誘引し、広域での観光活性化を図る狙いだ。

期間は2026年2月28日までを予定しており、同社はサービス提供と並行して利用者の行動データを分析し、周遊促進の効果を検証する。また、将来的に複数の自治体が共同で利用できるサービスモデルの設計も視野に入れており、今回の実証はそのための調査・検討も兼ねる。同社は今後、地域や組織の垣根を越えたデータ連携を推進し、新たな移動体験の創出と地域経済の活性化に貢献していくとしている。

New Ordinaryが開発・提供している「NOSPOT」




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